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東京で最も有名な火葬場の一つである「落合斎場」は私の自宅から徒歩で行けるほどの距離です。
嘗ては告別式で高額な費用をかける傾向にありましたが、最近は家族葬、友人葬といった方法を取り、密葬とはいかないまでも、参列者は必要最小限に留めて費用を抑える傾向にあるようです。
通常、斎場では参列者のためにお座敷を借りて、火葬の待ち時間をそこで費やすのですが、
参列者を10名前後に抑えてしまえば、お座敷を借りず、ロビーでの時間待ちに留める事が出来、
費用を抑える事が出来ます。
更に今回初めての事なのですが、創価学会絡みの葬儀となるので、僧侶を呼ばず、学会員だけで
御題目を唱えるという方式をとる事となりました。
御題目とは「南無妙法蓮華経」の七文字を言い、これを長時間唱えるのです。

斎場での告別式を済ませ、弟の遺骨を持って帰宅後、自宅で告別式を行うことになりました。
僧侶代わりに東京都足立区綾瀬地区の支部長が務めて下さり、法華経の第2章「方便品
(ほうべんぽん)」、第16章「如来壽量品(にょらいじゅりょうほん)」を参列者全員で
唱える事になりました。
とはいえ、私には今まで法華経は全く無縁だった為、何の事かさっぱり判らず、小声で御題目を
ぶつぶつ唱えるのみ。。。

支部長さんがこのように仰いました。「今回弟さんは短命で亡くなりましたが、『宿命転換』により、
その宿命を身を以て断ち切ったのです。お兄様は短命という事はあり得ませんので、御安心下さい」と。

何のことか当時の私には判らなかったのですが、日蓮宗の開祖、日蓮大聖人が御弟子さんに託した手紙(これを『御書』というのですが)の中に、「佐渡御書」という章があり、
「過去世の行為が因となり現世の結果となって現れる。これを因果応報というが、法華経を信じ、守り、弘めていく、という実践によって今世のうちに転換していくのが、『宿命転換』である」のだそうです。
弟は亡くなる直前の2年間で法華経を信じ、念じてきたので、短命という宿命を転換した、というのがその趣旨のようです。

・・・本当かよ、とは思いましたが、素直に信じる事にしました。

7か月経った今も、弟の遺骨は仏間にあり、私はそこで寝起きし、朝晩は法華経を唱え、1日のうち、最低1時間は御題目を繰り返し唱える生活を送っています。
(よく四十九日や百箇日目に納骨するものだ、という通説がありますが、実際には決まりはありません。十三周忌を迎えてから納骨する家庭もあります)
浄土真宗の宗派だった頃は信心を怠っていたものですが、まさか自分がこんなに宗教心厚い人間だったとは驚いていますが。。。

この話は今回で終わりに致しますが、この時期に弟へのオマージュの意味で考えていたアクセサリーのデザインがあります。
次回はいよいよその作品を紹介したく思います。
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もう弟が他界して7か月近く経つんですね。。。

前回の記事の後、仕事が多忙だったのもあり、また気持ちの整理をつける意味もあり、
1か月意識して空けてしまいました。

11/3に葛飾警察署に弟の遺留品を受け取りに行った際、弟が生前暮らしていた足立区のマンションの鍵を
担当の係長さんから受け取りました。
本当はそのまま帰宅するつもりだったのですが、鍵を渡され、係長さんから
「弟さんの生前暮らしていたマンションを御覧になってみては?」
と言われたので、初めて足立区の綾瀬という地に降り立ちました。
警察署の係長さんから拡大地図をコピーしてもらったのですが、結構複雑な地形で、いつまでたっても
目的地に辿り着けず、弟が生前お世話になっていた御夫婦に電話したところ、これからお会いする事になりました。
綾瀬駅で待ち合わせし、物静かそうな御主人と、やたら気の強そうな奥様にお会いし、互いに挨拶を交わし、
弟のマンションに行く事になりました。

マンションの中はテレビは着けっ放し。ゴミは散乱しまくり。
奥様は元は整体師だったのだそうで、弟に貸し出したマッサージ器を返却してほしい、との事でした。
そして「御本尊様」と呼ばれる掛け軸をやたら気にかけていて
「これは何が何でも返却しなくてはならないんです!」
と言われてしまいました。

「御本尊様」返却が無事済んだので、御夫妻の住居に伺うことになりました。
ワンルームの御自宅なのですが、その一角にやたら豪華な仏壇が安置されていました。
そういえば創価学会だったっけ。。。
それから3時間ばかりお話ししました。
8年前に綾瀬に現れたこと。その頃から居候する事となり、御夫婦が朝晩の法華経の勤行を行っている姿を見て、
最初は逃げ出したものの、亡くなる2年前から自分から率先して創価学会に入会したこと。
交通事故で膝にボルトを埋め込むこととなって、福祉生活を受けるようになれば医療費がかからない、
ということを知り、その為に「自分の身内は全て他界した」と嘘をつかざるを得なかったこと。
夜学の高校を30歳過ぎてから受験し、一番苦手だったはずの理数系が最も得意科目になったこと等。

話を聞かされるうち、弟は何の為に生まれてきたのか?何か生きがいはあったのだろうか?
何か趣味はあったのだろうか?
と次々に疑問が浮かんできました。
弟の死因は「心肥大」という異常に心臓が肥大化したことによるショック死だったので、スポーツは一切ダメ。
風呂も3分以上入っていると心臓に負担がかかるので、極力風呂は入らないようにしていたのだそうです。

幼い頃は私の真似ばかりしては、常に二番煎じ。父親似の顔をしていたので目は垂れ目。
大相撲の白鵬みたいな顔立ちを
しています。いつ頃からか、目鼻立ちの割とはっきりした母親似の私に対し、物凄い嫉妬心を抱いていたことを、
聞かされました。

そんな弟が自分から率先して温泉に行きたいと約束していた日がありました。
それが偶然にも11/3の今日だったのです。
「もし宜しかったら弟さんの代わりに一緒に温泉に行きませんか?」というお誘いを断る理由もなく、
何故か埼玉県三郷市の温泉に行く事になりました。

そしてこの日、「弟の2年間行ってきたことの証、というか気持ちを無にするわけにはいかないし、
弟の遺志を継いで学会員になっても良いですよ」と言ってしまったのです。

火葬は11/7(日)に執り行われることになりました。
(続く)
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プロフィール

刻

Author:刻
平日はコンピュータ会社に勤務しつつ、休日になるとアクセサリー教室に通う、表の顔と裏の顔を持つ、東京都中野区在住の銀細工師の日記です。

2010年9月から通っていたアクセサリー教室の「ジュエリーCAD」コースが2012年8月にて無事卒業。9月より「ハワイアンジュエリー」を勉強する事になりました。

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