スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【杢目金りた~んず】-魂の地金作り!

「この作り方だと、あまり幅の広いリングは出来ませんよ♪」

既定課題は前回の「スネイクリング」で一通り終了し、彫金コースの卒業制作として特別に1作品作ることが許されている「自由制作」に突入しました。
チェーンブレスレット、唐草彫りリング、オーソブライトジュエリー、彫り留め・・・悔やんでいる作品はいくらでもありますが、今回どうしても作りたい作品がありました。
ラストはやっぱり、これで締めくくりたい!

・・・それが「杢目金(もくめがね)」でした。

ただし、前回とは全く異なる工程での制作方法を・・・それが今回、自分に課したテーマです。

教室ではこの「杢目金」、オーソドックスな制作方法として、タガネでランダムに彫って作るやり方がテキストで紹介されていますが、最近やたら、この課題でハンドドリルで穴を開けての制作が目立ちます。
その制作方法だと、「渦巻き模様」の木目が出来るのですが、実は「杢目金」制作方法では一番安易な作り方なんです。
悪い言い方をすると、「一番手を抜ける」、そして「確実に木目を作り出せる」方法なのです。

私はその方法はまだやっていないのですが、今回は別の手法で作ろうと思いました。

画像 336

次回で完成予定なので、その時に詳細をお伝えしたいと思いますが、上記の画像は幅4ミリ×厚さ2ミリ×長さ40センチ、という非常に極細の地金です。
元々は、幅2.5センチ×厚さ0.5ミリ×長さ1センチの純銀の板を10枚、そして同サイズの銅板を11枚用意し、それを交互に重ね、片面だけを純銀が完全に溶けるまでガスバーナーで熱して、「とも付け」を行いました。
それをハンマーでガシガシ叩き、側面が6ミリ×6ミリの正方形状の細長い角柱を作ります。
そして、一旦この地金を真っ赤に熱し、熱が冷めない内に万力に挟み、ヤットコで1/4だけ捻ります。そしてまた熱し、また捻る・・・この作業を繰り返し、コイル状にしたのち、ローラーで伸ばします。

・・・すると、こういう螺旋状の木目の地金が出来ます。

この後の予定としては、三連リング用の幅3ミリの地金で土台のリングを作り、その上にこの木目の地金でリングを作って、組み合わせるつもりです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

本当ですよ

余談ですが、この地金制作作業は、昨日11時~20時までかかっています。途中、30分の休憩あり。

通常は3日くらいかかる工程を1日で済ませています。。。

>3日くらいかかる工程を1日....。。。

すごいっ 集中力がとても要ったのではありませんか?
久々に刻さんの杢目金登場ですね(^。^*)
写真の中央が光っていて模様がわかりにくいのがちょっぴり残念ですが
完成までのお楽しみなのでしょうか? 楽しみです♪

悪気は無いんですぅ(>_<)

★arrowsさん★

>写真の中央が光っていて模様がわかりにくいのがちょっぴり残念ですが

あ~(>_<)ゴメンナサイ。なかなか私のデジカメ(COOLPIX3100)では写りが悪いのです。

解説しますと、この地金、ほぼ均等に斜めにストライプの模様が入っています。
以前制作した時の地金は、銀の方が目立つ木目模様でしたが、今回のは銅の色が多く、
銅の隙間から銀の色が見え隠れしています。

リングにした後で、酸洗い&バフがけにより、もう少し鮮明な色が出てくる筈なので、
もう少しお待ち下さい。

次回の教室予約は13日(土)の予定です♪
私が今まで彫金で制作した中で、最も細いリングとなる筈です。

いよいよ 杢目金 の作品ですね!!

待ってました~! という感じで読みましたよ。

長い戦いでしてね 一日でここまで仕上げるのは凄いですよ。

年末お会いできれば 作品直に触らせて下さいね。

完成楽しみにしていますよ。v-22

お久しぶりです♪

★toruさん★

地金が結構長いので、サイズ違いのリングが5個くらい作れそうです。
ただ、実は10月中旬に教室で展示販売会があり、私もそれに参加しようと考えています。

・・・去年が不参加だったので、今年くらいは・・・というところです。
一応、中指サイズと小指サイズのリングをそれぞれ1つずつ作って、それは自分用に
するつもりです。

この作品が完成すれば、彫金コースは卒業になるので、それ以降は教室を工房代りに
「フリーコース」の生徒として、いよいよ販売に向け、作品制作する予定です。

今回のとはまた異なる手法で、「杢目金」を作ってみようと思います☆⌒(*^∇゜)v !


・・・それにしても地金作り、本当に大変でした。

銀・胴を交互に重ねて、「とも付け」した後にヤスリで側面をきれいに擦り出し、
「バウムクーヘン」のようなきれいな断面を出させるのに労力が要ります。
その後で、巨大なハンマーで上から何十回も振り下ろして細長い角材にするのですが、
その作業で完全に手の握力が無くなります。
それから2回くらいローラーで伸ばした後、万力に地金の片隅を挟んで反対側をヤットコで
捻る作業がまた一苦労。

「鉄は熱いうちに打て!」という言葉がありますが、まさにあの言葉通り、地金が真っ赤に
熱を帯びている状態(750℃前後?)で作業します。
これがどういう作品になるか・・・もう少しお待ち下さいね?

お久しぶりです。夏休みに実家に行ってまして、それからもバタバタと過してました。
いよいよ自由制作なんですね~。
私はまだまだ入り口にも達していませんが、彫金は楽しいですね~。
今後の作品経過を楽しみにしています。

お久しぶりです♪

★chashikaさん★

お久しぶりです。。。そうですか夏休み。。。
私は今月半ばに夏休みの予定なので、再来週の半ばまでは休めないのです。

この杢目金は彫金技法の中でも、異彩を放っている技法だと思います。
実際、この課題を教えていない教室すらあります。

理由は設備が整っていない。教える側がなたっら事のない技法で、作り方が見当つかない。
・・・等の理由が挙げられますけど、偶然性に左右される技法の為、
教える側に相当リスクがあります。

さてこの地金は、この後、「オーバーレイ」と言われる手法でリングを作ります。
この地金を外側のリングにし、内側には通常の地金でリングを作り、重ねます。
そうしないと指にはめた際に、指が青黒く変色してしまうのです。

すごく手際がいいんですね、刻さん。
3日の工程を1日なんて・・・すご~い!

自由制作になったら、好きなものが色々作れて
楽しいんじゃないですか?(^_^)
今後の作品も楽しみですね♪

★七緒さん★

実は実は、杢目金・・・1つ完成しています☆⌒(*^∇゜)v !

号数にして11号。私の小指で多少余裕がある・・・でも抜けたりはしないですけど、
ピンキーリングが出来ました。
一番模様としては出来の悪い端の部分を使用して、極力小さくて自分の指のサイズに
使えそうなものを作ったのですが、完成したら、これが結構味のある優れ物になりました。

ただ、杢目金って出来たばかりの頃は反射がきつくって、柄がほとんど肉眼でも見えません。
身につけて、外気に晒し、変色してからデジカメで撮った方が良いかもしれません。

今回の杢目金・・・今まで彫金で作ったリングの中でかなりランクが上の出来になります♪
フリーエリア
プロフィール

刻

Author:刻
平日はコンピュータ会社に勤務しつつ、休日になるとアクセサリー教室に通う、表の顔と裏の顔を持つ、東京都中野区在住の銀細工師の日記です。

2010年9月から通っていたアクセサリー教室の「ジュエリーCAD」コースが2012年8月にて無事卒業。9月より「ハワイアンジュエリー」を勉強する事になりました。

FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。